#いつかこの会を思い出してきっと泣いてしまう


今日は社会人になる前最後の日なので、卒業報告をしたいと思います。バスケ人生は以前Facebookで振り返ったので、その要素を除いて。


ついに慶應義塾大学経済学部を卒業しました。そしてここ3ヶ月くらい夜な夜な準備を進めていた六学舎迎新世紀会の運営も終わりました。


六学舎迎新世紀会とは、何年か前に運営が問題を起こした事でそれ以来無くなってしまった、園遊会という伝統ある慶應義塾大学の公式卒業謝恩会を、自分たちの手で復活させるべく有志で開催している会です。赤字ギリギリですが儲けが出たら塾に寄付するというストイックさです。


卒業式では思い出を噛み締め、声高らかに塾歌を歌う予定でしたが、そんな余裕もなく睡眠不足により卒業式は爆睡。写真撮影ラッシュを横目にメディアで台本を印刷、足早に思い出のたくさん詰まった日吉キャンパスを去り赤坂の街に向かいました。


何がここまで自分を突き動かしたのかもわからないし、もう一回やるかと言われればやらないし、みんなと同じようにかわいい女の子と一通り写真撮りたかったし、泥酔してインターコンチでピラフ投げたかったです。終わったあとの充実感とそれまでのプレッシャーが釣り合わない経験は初めてでなんとも言えないやつでした。


そんな10年に及ぶ慶應生活を振り返る最高のタイミングを失って心に穴が空いている僕ですが、密かに思っていることが2つあります。これらの事を心から感じれただけで、素晴らしい事のような気がするのも事実ですが。


まず人に恵まれたなということです。これだけネガティブなことを言っておいてこの会を嫌いになれないのは、この会を通じて素敵な人に出会えた事、やっぱこいつらいいやつだな、と思える瞬間があったからです。慶應が生んだ究極のカリスマである小山さんと出会えた事はもちろん、今までの体育会生活では出会えなかった素敵な人たちと一緒に仕事をしました。バスケ部のみんなは楽しかったよお疲れってわざわざ言ってくれるし、嫌な顔せず無茶振り気味の企画に参加してくれた友人達には頭が上がらないです。


と同時に、慶應ってすごいなという事です。会の理念を説明して寄付をお願いすると、捌ききれないほど多くの抽選会用の景品が集まりました。早稲田実業中に落ちた事で始まった僕の慶應ライフ、知らずのうちに背負っていた慶應の力を最後の最後で思い知りました。慶應生だからうまくいってたことってきっとたくさんあるんだなと。自分はまだまだ無力だなと。



「決断した時点で正解はない。そのあとの行動で正解にする。」

これは附属中高バスケ部でお山の大将を6年間をやっていた僕の鼻を、ラストイヤーで彗星の如く現れへし折ってくれた恩師の言葉です。


明日より、渋谷にある某ITメガベンチャーで僕の社会人生活は始まります。

体育会ゴリゴリな人生からのキャリアパスとしては珍しいものです。ですが僕はこれを正解にしてみせます。


僕は高畑充希派です。

筋肉→ITという生き方

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